シルクを使った化粧品を展開する株式会社ASK LABO(アスクラボ)。代表の唐橋アヤさんは、 心身の美と健康をテーマに発信し、アラフォー世代を中心に多くの女性たちから支持を集めるインフルエンサーでもあります。明るくキラキラとした笑顔が印象的なアヤさんですが、その背景には、壮絶な過去を乗り越えてきた歩みがありました。美容と向き合い続ける理由、代表就任までの葛藤、そして今、女性たちに届けたい想いとは。アヤさんのこれまでとこれからに迫ります。

シルクの力と「三面美容」で叶える健康美
ーー会社の代表としてだけでなく、SNSでも多くの女性に支持を得て、多方面に活躍されていますね。
もともと私は人前に出るのが苦手な性格。写真に映ることも苦手だったのですが、「自分が見本にならないと伝わらない」と思い、代表に就任してからは発信活動にも力を入れるようになりました。SNSでは「健康美」をテーマに、内面と外見、両方の側面からの美の秘訣を発信しています。やはり美容は、化粧品だけでなく、内面のマインドや考え方も大きな要素。私は「三面美容」という考え方を提唱しています。「三面」とは、外面美容、内面美容、精神美容の三面です。どれか一つだけではなく、この三つがバランスよく整っている状態が、本当の意味での美しさだと思っています。最近は「アヤさん目指して頑張ります」「一歩踏み出してチャレンジしてみます」といったお言葉もいただくようになり、励みになっています。講演の依頼をいただくことも増え、「自分らしく生きる」ことをテーマにお話しする機会も多くなりました。
ーーアヤさんの美の秘訣は、やはりアスクラボのシルク化粧品なのでしょうか?
実は私自身、もともとアスクラボの商品のユーザーでした。当時エステティシャンだった私は、何を試しても改善しない肌荒れに悩んでいました。ある時アスクラボの化粧品と出会い、使った翌日、肌がぷるぷるになっていて、本当に驚きました。当時は業務用としてサロン向けにしか展開していなかったので、母の会社の口座を借りて取引していたほど。その後、美容師やエステの経験があったことからご縁がつながり、2011年に正式に社員として入社しました。
ーーシルク入り化粧品とは、一般的にはイメージが難しいですよね。
「シルク肌」「シルクのようななめらかさ」といった言葉は知られていますが、本当にシルクが化粧品の原料として入っているとはなかなか結びつかないんですよね。 シルクはタンパク質でできていて、それを分解するとアミノ酸になるのですが、人の体も20種類以上のアミノ酸で構成されています。そのうち18種類がシルクにも含まれているので、非常に親和性が高いんです。シルクは医療分野でも使われていて、コンタクトレンズなどの原料にもなっています。弊社の展開する「シルクリエスキンケアシリーズ」では、「フィブロイン」という成分を使っていて、肌へのなじみやすさ、使い心地の良さを実感していただけると思います。
https://silk100.co.jp/pages/material
壮絶な経験を経て深まった、美容との向き合い方
ーー最初のキャリアは美容師だそうですね。きっかけは何だったのでしょうか?
自分ではあまり覚えていないのですが、幼い頃から祖母の髪をいじったりしていたそうで、自然と美容に興味を持っていたのかもしれません。中学時代、進路を決める時に友人が「美容学校に行く」と言っていて、「じゃあ私も行こうかな」と思ったのが最初のきっかけでした。
小・中学校時代はあまり学校に馴染めず、「早く社会に出たい」と常に思っていました。当時は中学卒業後すぐに専門学校に進める時代だったので、私は高校には行かず、美容学校へ進む道を選びました。もちろん家族には反対もされましたし、高校受験では名前だけ書いた白紙の答案用紙を出したのに、なぜか受かってしまって(笑)。最終的には双子の姉妹にも説得してもらい、無事に美容学校へ進むことができました。美容学校に入ってからは、それまでとはまるで違って、本当に楽しかったですね。厳しい学校でしたが、初めて本気で勉強に向き合えましたし、自分の好きなことで評価されることがとても嬉しかったんです。
ーーその後エステティシャンになられた理由は何でしょうか?
美容師として働いていた頃、当時の夫からDVを受けていました。役所に相談したところ、子ども2人を連れてシェルターに避難することに。まったく知らない土地で、ゼロから人生をやり直す状況になりました。
その時、「私にできることは何だろう?」と真剣に考えました。他の道も頭をよぎりましたが、やはり「私には美容しかない」という結論に至ります。美容師時代から、シャンプーやマッサージで「気持ちよかった」と言っていただけることがとても嬉しく、人に触れて癒やすことが好きだと改めて感じていたんです。
生活保護を受けながらの暮らしは本当に厳しく、3人で生活する中で金銭的な余裕はまったくありませんでした。それでも、自分の未来を変えたいと思い、ローンを組んでエステの資格を取ることを決意しました。

実際にエステ業界に入ってみると、仕事は想像以上にハードでした。でも、美容師以上にお客様に直接触れられること、そして人を癒やすことができることが、私にとってはとても幸せでした。
ーーその時の体験が「三面美容」という考え方にも繋がっているのですね。
生活保護を受けていた当時、食費を切り詰めなければならず、栄養失調状態になってしまいました。精神的にもかなり追い詰められていて、心身ともに本当に厳しい時期でした。お肌はガサガサになり、免疫力も落ちて、うつの症状もひどく、薬も1日に十数錠飲んでいて、腎臓や肝臓にも負担がかかっていたと思います。
そうした経験を通して、健康でなければ人は美しくなれないし、心も整わないのだと痛感しました。外見だけを整えても、本当の意味での美しさにはつながらない。そこから、肌に良い化粧品や、体に良い食べ物を選ぶようになりました。この体験が、今の「三面美容」という考え方の土台になっています。
「どうせ私なんて」から、自分らしく生きるまで
ーーその後、株式会社ASKLABOの現CEO唐橋良幸さんとご結婚されましたね。アヤさんが社長になった経緯は何だったのでしょうか?

正直に言うと、もともと社長になりたいという強いビジョンがあったわけではありませんでした。私はずっと「どうせ私なんて」という言葉を使っていたくらい、自己肯定感が低いタイプ。代表になって自ら矢面に立ち、責任を負うことに対してずっと恐怖心がありました。ただ、ある時ふと、「人は明日どうなるかわからない」と思ったんです。もし夫に何かあったら、自分はどうするのだろう、と。
そう考えた時に、今ある商品をどう届けていくか、お客様にどう向き合っていくかを、最終的には自分で判断して進めていかなければならないのだ、と思いました。それならば、何かが起きてから慌てるのではなく、今、自分が会社を動かしていく覚悟を持とう。そうやって覚悟を決めて動き出した時、本当の意味で「私は私でいい」と、自分を肯定できるようになった気がします。
ーーアヤさんが社長に就任したことで、会社の在り方には変化はありましたか?
会社として目指すものが、よりはっきりしてきたと思います。
これまでは「シルク化粧品を届ける」ということを使命としてきましたが、今はその先にある「女性の魅力を創造すること」をより強く意識するようになりました。
「化粧品を届ける」という取組みに変わりはありませんが、化粧品を通して、女性の人生そのものを輝かせていくことを目指していきたいと思っています。
ーー2026年3月には、書籍も発売されましたね。
DVに苦しんでいた過去の自分に届けたい、という思いで書き上げました。自分で限界を決めてしまっている人に対して、「もっと自由に生きていい」「もっと幸せになっていい」というメッセージを込めています。
本は6章構成で、それぞれの章にワークや解説動画も付けました。肌にも心にも良い美容習慣を取り入れながら、美しさと自分らしい人生の両方を手に入れていただける内容にしています。
過去の自分がこの本に出会っていたら。そんな思いを込めた一冊です。

ーーそんなアヤさんが、現代を生きる女性に伝えたいことは?
女性が元気で輝いていると、家庭も社会も明るくなると思っています。一歩踏み出すことには勇気が要りますが、「なんとかなるよ」と前向きに生きられる女性が増えたら、世の中はもっと良くなるはずです。私自身の経験を通して、「あなたも大丈夫」と伝えていきたい。自分を縛っている思い込みを手放して、自分らしく生きてほしいと思っています。
唐橋アヤ
10代で美容師としてキャリアをスタートし、
エステや美容皮膚科で20年以上経験を積む。
2011年ASK LABO入社、2023年代表取締役社長就任。
三面美容を提唱し、全国のサロンで人材育成に携わるほか、DVやうつの経験を経て女性の自立支援にも取り組んでいる。
Instagram
https://www.instagram.com/karahashi_aya/
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