クリエイターチーム「TeamADVENT」でスタイリストとして活動する森重 明輝さん。
アパレル販売の経験も持ち、
ご本人もおしゃれでスタイリッシュな着こなしで人目を引く存在です。
農業→営業職→ファッションというユニークな経歴を持ち、現在は作品づくりを通じて
「カルチャーをつくる」という大きな夢に向かって突き進んでいる森重さんに、
お話を伺いました。

スタイリングを、自分の表現に
――普段の活動について教えてください。
スタイリストとして、主に映像作品でのスタイリングを担当しています。
所属しているクリエイターチーム「TeamADVENT」では、仲間とコンスタントに作品を制作・発信しています。また、アパレルショップのスタッフとしても働いていて、現場に立ちながら服に触れる日々を送っています。
地元・鹿児島から上京する際に思い描いていたのが、「服に関わる仕事をしながら生きること」。思い描いていた生活に、少しずつ近づけている感覚があります。
――「TeamADVENT(チームアドベント)」では、具体体にどんな活動をしているんですか?
「TeamADVENT」では “Break the Creative(クリエイティブの常識を壊す)” をテーマに掲げて、ファッションやCG、音楽などを組み合わせた作品を作っています。多くの人が「ファッションは綺麗で美しいものであるべき」と、思っていると思いますが、そんな固定観念を壊していくようなコンセプトで作品を作り続けています。まだ手探りですが、自分たちの形を探しながら挑戦を続けています。
――スタイリングでのこだわりを教えてください。
固定観念にとらわれず、色やスタイルを多角的に捉えることを意識しています。僕はピンクなどカラフルな色が好きなんですが、「可愛い」とされる色をどうやったらクールに見せられるか、逆にクールな青をどう可愛く見せられるか、そういう視点を大事にしています。
一般的にスタイリストはモデルやアーティストをサポートするイメージが強いですが、僕は「表現者」としてスタイリングに取り組んでいます。
「森重のスタイリングはいいね」と言ってもらえるように、自分自身の表現を大切にしています。
ーー たしかに、スタイリストというと、モデルやアーティストをサポートするイメージが強いですね。
ただ、自分のイメージだけで一方的に進めるのではなく、チームやモデルと対話しながら形にしていくことは大切にしています。話し合い、試行錯誤するプロセスも含めて、みんなで作る作品として表現していきたいんです。撮影を進める中で、モデルさんやチームメンバーと話し合い、情報を共有しながら自然と形になっていくのが、僕のファッションの作り方です。

これまでの経歴
――農家から営業マン、そしてスタイリスト。ユニークな経歴ですね。
実家が農業を営んでいたこともあり、高校卒業後は札幌の農学校に進学しました。札幌は都会で、おしゃれな人もたくさんいたんです。そこでファッションに触れる機会が増え、ファッションに関わる仕事がしたいと思うようになりました。卒業後は一度実家に戻り農業に従事しましたが、2023年に、「東京でファッション業界に挑戦しよう」と決意しました。
最初は生活のために営業職を1年ほど経験しましたが、その間もたくさんの人に会いに行き、ファッション業界での人脈が得られるように動きました。アパレルブランドに携わるようになった頃、スタイリストが不足しているという話を聞いて「それならば、自分がやってみよう」と思ったことが、スタイリストを始めたきっかけです。その後チームの仲間と出会い、夢や目標を語り合うことで自分の思いも膨らみ、本格的にスタイリストとして活動していくことを決意しました。
――好きなことに全力で取り組んできた人生なんですね。
僕は好きなことをとことん突き詰めたいタイプです。まだ夢に届くかどうか分からない不安もありますが、好きだから頑張れる。有名になることができたら、自分の歩みを通して誰かに勇気を与えられる存在になりたいと思っています。

故郷に希望を与える存在に
ーー 故郷・鹿児島に対する強い思いもあるのだとか。
鹿児島の自然豊かな田舎で育ちましたが、子どもの頃は「こんな場所で夢なんて叶うの?」という不安をずっと抱いていました。だからこそ、今は自分が夢を実現して、その姿を地元の子どもたちに見せたいと思っています。
口で「夢は叶う」と言うだけでは説得力がありません。実際に自分が叶えてこそ、本当の意味で希望や勇気を与えられると信じています。将来は鹿児島に戻り、地元に貢献しながら子どもたちの背中を押せる存在になりたいです。
ーー 好きなことで生きる人にとって、力強いメッセージですね。
僕の地元には戦争中に使われていた特攻隊の基地があり、10代や20代の若者たちが未来を絶たれた歴史があります。そんな時代を思うと、今こうして好きなことで挑戦できる僕は本当に幸せです。だからこそ、自分のやることに悔いを残さないように、恥じないように生きたい。挑戦できるこの時代に感謝して、これからも全力で進んでいきたいと思います。
ーー 将来の目標を教えてください。
僕の夢は「カルチャーをつくること」です。かつて「アムラー」や「原宿系」といったムーブメントが日本から生まれ、世界にも広がっていきましたよね。同じように、僕自身も自分のブランドを通して新しい流行や文化を世界に発信したいんです。日本は魅力的な国だと思っているので、日本から世界へと広がるカルチャーを生み出すのが目標です。
プロフィール
名前 森重 明輝
職業 スタイリスト
生年月日 1997年7月3日
出身地 鹿児島県大崎町
趣味 ファッション、食べること、旅行、サウナ、キャンプ
経歴 農家(酪農)→生命保険営業→スタイリスト・アパレルスタッフ



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